すごくなって帰ってきました!

『吟醸掌篇』vol.3 発売します!

 みなさまこんにちは。

日本文学ののらねこ、短篇小説を愉しむアンソロジー『吟醸掌篇』が、1年8ヵ月ぶりに帰ってきました!

『吟醸掌篇』vol.3201957日発売!

ただいま、amazonにて発売中でございます。

 

今回はまた、小説もコラムも、そしてさし絵もすごくて、

おもわず、強気のキャッチがついてしまいました。

「知られてないけどすごい作家と読書人、集まりました!」(→目次)

 

小説は……  

誰もが見ようとしない人間社会の絶望的な溝を、やぶれかぶれのユーモアで描ききる尾崎日菜子「蜂蜜の海を泳ぐ――地上の小魚」、

 日本文学の中でほとんどただ一人、福島のリアルに迫り続ける志賀泉

「このからだ微塵に散らばれ」

 などなど、小説にしかできない方法で社会を描いた、いま読まれるべき作品ほか、

読まなきゃ損する鮮やかな短篇があわせて6本もそろっています。(→contents)

  

小説だけではありません!!

すんごい読書人による、秀逸な切り口の文学コラムも、今号はさらにパワーアップ!

 

空知たゆたさ「わたしの愛する短篇作家」は、一昨年98歳で亡くなったロジェ・グルニエ

 

「去年の読書から わたしの短篇ベスト3は、3人の読書人(岡部篠・愚銀・踏)が、絶妙な切り口で、色とりどりな短篇小説の扉を開いてくれます。

 

「どこどこ文学の短篇 わたしのベスト3は、なんと、カリブ海は「クレオールな文学」14ページに亘って特集しました。

たぶん、たいていの日本の読者がふだん考えたこともない、カリブ海へとまなざしを向け、

その、深く激しく恐ろしく、そしてあきれるほど力強いクレオール世界に迫ります。

書き手に、ヨーロッパ一人旅のガイドエッセイ『solist[ソリスト]おとな女子ヨーロッパひとり旅』(KADOKAWA)などの著書を持つ寺田和代さん、

いま快進撃中の韓国文学翻訳をリードする(実は小泉八雲の評伝も書かれている)斎藤真理子さん、

もとカリブ文学研究者で現地も旅したことのある河内卓さん、

フランツ・ファノンを読んでいらしたところを編集人に見つかって執筆を強要された詩人のh.c.humsiさんを

お迎えしました。

え? クレオールって何、って?

それはぜひぜひ、本誌をご覧くださいませ。

 

表紙は、いつもの山﨑まどかさん渾身の「ネコ賢治」(制作秘話はまどかさんのブログをどうぞ!

さし絵も、気鋭の画家(木村千穂・耳湯・坂本クラシック・こざさりみ・有冨禎子・たらこパンダ)さまがたが、

個性と迫力と味わいあふれる絵を描いてくださいました。

これも、早くお目にかけたくて、うずうずしてしまいます。

 

そういうわけでとっても充実した本になりました。

「3巻めにしてやっと、世に問いたい誌面ができあがった!」と、

校了蟻地獄の中で脳細胞が死滅した編集人は、一人で笑っております。

  

ページが前号より24ページも増えたのですが、

お値段も上げさせていただいてしまって、ごめんなさい(1000円+税)。

でもきっと、小説好きの皆様に愉しんでいただけるに違いありませんです!

 

ご関心くださいましたら、ほんとうにありがたく存じます!

 

『吟醸掌篇』編集人

2019.04.12

2019.05.02改)

(2019.05.18改)