『吟醸掌篇』vol.4の書評が「図書新聞」に!

週刊「図書新聞」35602022924日)に、『吟醸掌篇』vol.4が取り上げていただけました!!

 

文芸評論家・作家、岡和田晃さんによる

〈連載書評〉「世界内戦」下の文芸時評 第91
「国葬」の動因となる日本的抒情にこそ「否」をつきつけよ」

 

《小説誌では、三年ぶりの刊行となった「吟醸掌篇」の水準が高く、編集に手間暇をかけている感触が伝わる。一九九九年に「ブロックはうす」で早稲田文学新人賞を受けた松本薫の新作「白化かしの村」が読めたのは収穫だった》

 

 ほかに、まえだようこさんの翻訳、スーザン・グラスペル「黄昏どき」林弘治さんの読書コラム「霊魂はいかにして闘うか」藤本紘士「鳥の餌を盗む」栗林「蟻の王様」などをご講評くださいました。

わけても、藤本さんの「鳥の餌を盗む」を出色と評価してくださっています。

 

《実質的な奴隷制である外国人技能実習生》《という「他者」への「距離」を批判的に担保し、あるいは詰めていく技巧が秀逸。》
トーマス・ベルンハルトへのオマージュとして成功していると。

 

ほかには萩野弘之「マルクス・アウレリウス『自省録』の謎を解く」(『思想』2022年8月号)、リトルマガジン『代わりに読む人0』など、重厚な作品と一緒に、ご高評たまわっています。かんげき。

 (いやしかし、スゴイ読書量だな)

 

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35602022924日)ですよ~